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水彩
ぺんてる
通常、美術の世界の水彩とは”透明水彩”のこと。
「ぺんてる」など、皆さんが小学校や中学校で昔使った水彩絵の具はガッシュと呼ばれるもので、”不透明水彩”のことです(本来は技法のこと)。
透明水彩は不透明水彩と違って透き通るような色がとても綺麗な画材です。
透明水彩は紙に乗せた水分が乾く前に絵の具を乗せることで、にじみやボカシを簡単に表現できます。また、乾いた後から下の色を完全に消さずに色を重ねることも出来るので、表現の幅が広がります。
透明水彩は足し算のみで引き算が出来ない素材です。
文字通り透明水彩は油絵やアクリルと違って透明がゆえに隠ぺい力が無いので、下の色を上から描いても消すことはできません。逆に言うと、下の色に重ねて塗ることもできます。
消すことが出来ないという点で水彩は書道に近い感覚がします。
水彩は希釈する素材が水なので流動性が高く、渇きも早く個人的に最も難しい画材です。
油絵やアクリルの方が私は実は簡単と思っています。
しかし自在に変化・表現できる画材としては、とても面白みのある楽しい画材というのも水彩の特徴です。
※私はわざとシミを残した表現で描いていますが、水彩の表現は個人の自由です。
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