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執筆者の写真アトリエよりみち

「アーティストはネット販売のが儲かるのに、なぜギャラリーに作品を卸したがるのか」



最近アメリカのアートの面白い見出しを発見しました。

「アーティストはネット販売のが儲かるのに、なぜギャラリーに作品を卸したがるのか」

この疑問は美大を卒業したあとに仲間は皆ギャラリーの取り扱いになり、自身はネット販売をしたというアメリカのアーティストの問いです。


世界共通の疑問なのですね。 ここではネットで販売した方が儲かると言ってます。 理由はギャラリー販売だと50%のマージンですがネット販売だとそのサイトに数%のマージンでいいからです。 だから多くのマージンを搾取するギャラリーとなぜ関わるのか?と言ってます。 しかし私はそんな簡単なことではないと思います。




多くの人がネット販売を行っていますが、それにはリスクもあるのです。 ギャラリーというアートマーケットの中で軸として動いている仲介者はアーティストにお墨付きの価値を与え「ブランディング」します。それにより公的に価格が上がるのです。 そのブランディングはネット販売では難しい。


更にギャラリーは上客も抱えています。 加えてギャラリー間同士、作家同士の繋がりもリアルに持てます。 そして様々な美術関係者とも繋がれるのです。 しかしギャラリーも正直、飼い殺しや未払い→とんずらなど悪党な面も多少あります。 どのスタイルで歩むのか決めてから手を出すのが正解だと私は思います。

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