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執筆者の写真アトリエよりみち

「今この時代は美術の歴史的転換点」




教室始めてからビックリするのが20代以下の人たち。 アイパッドで絵を描く人が結構多いんです。 彼らには絵は、もはや筆と絵の具だけではありません。 時代はIpadに変わりつつあります。












まさにアナログとデジタルの栄子衰退を感じます。

遠くない将来、アナログ画はほぼ消滅してしまう可能性があることは美術史を知るとわかります。

こんなことを言うと「アナログ画はなくならないよ!」と言われます。 勿論完全消滅はしませんが確実に衰退します。












        葛飾北斎                    歌川広重 


皆さんもご存じの世界的に有名な絵師に「葛飾北斎」や「歌川広重」がいますが、江戸時代は彼らの絵のような木版画が主流でした。 つい200年前の話です。 しかしいま絵を描くのに板を削って版画を描いている人がいるでしょうか。



他にもあります。 西欧ではフレスコ画(壁に卵の黄身と絵の具を混ぜて描く)から油絵。 写真では焼き増しフィルムからデジカメ。 彫刻では3Dプリンターの登場など。

デジタルがアナログを完璧に再現出来たときは消滅するでしょう。



そして「NFT」の到来。。。 デジタル・アートのパンドラの箱がopenしました。 これまで「データ」という目に見えない作品の売買が非常に難しかったものに「ブロックチェーン」という仮想通過と同じような技術を使い、オリジナルの痕跡を残せるようになったことで、デジタル・アートの売買が可能になりました。

それがNFTです。

アナログ・アートは王手をかけられました。

アナログの作家はデジタルに負けないアナログの工夫が必要なのかもしれません。

しかしデジタルが台頭してくる時代だからこそ、アナログのように実際に絵の具と格闘するクラシックな表現が求められるかもしれません。

デジタルにできない部分はそこです。

家でゲームで遊ぶか、実際に外で遊ぶかの違いでしょうか。

アナログの価値はデジタルに出来ない部分にあるのです。

コロナ渦でインドアで出来るビジネスやタスクにヴィジョンが移り、まさに今アートの歴史も大きく変わろうとしているのです。

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