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執筆者の写真アトリエよりみち

「名画の本当の値段はずっと低い」




一般の皆さんが知らないアートの話をします。


ピカソの絵が215億円!ダヴィンチは500億円の値が付いた!


実はこれは作品の価値と全く関係の無い価格なのです。


では作品価値でつけられた本当の価格とはナニか?


それはオークションに出る前の価格です。






オークションに出る前の価格プライマリープライス(第一の価格)といいます。


それがオークションに出品されるとセカンダリープライス(第二の価格)となる。


オークションは作品を欲しい人が2人以上いたら”競る”傾向があります。


なので競い合うと値段がドンドン上がっていきます。


結果、法外な値段が付いたというだけなんです。





かつて日本を代表するアーティスト村上隆の作品マイ・ロンサム・カウボーイは16億円で落札されセンセーションになった。


しかしオークションに出される前にギャラリーで販売したときの正当な価格は500万円だった。

セカンダリーで価格が300倍にも跳ね上がった。


これがアートの真実であり、「闇」でもあるんです。

なので実は数百億もする作品なんて実はほとんど在りません。


本来の価格というのは市場価格を熟知したギャラリーがアーティストに相談して決めるものなのです。


他人が決めた価格は正当な価値ではないのです。これからニュースで〇〇作の絵が数十億!という記事をみたらこの話を思い出してみてください。

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