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執筆者の写真アトリエよりみち

『障がい者の方が作り出す「アール・ブリュット」』


アドルフ・ヴェルフリ

  

「アール・ブリュット」は「アウトサイダー・アート」の一部です。

アウトサイダー・アートは正規の美術教育を受けてこなかった精神障碍者、老人、子供、犯罪者、死刑囚などのアートのことです。

日本ではこれらの中でもマイナスの側面(犯罪者・死刑囚など)から切り離す意味で、アール・ブリュットという言葉が使われます。

フランス語でアール(アート)・ブリュット(生の、純粋な)です。

アール・ブリュットやアウトサイダーアート・の魅力は、学校や美大、ネットのyoutubeなども含めた美術教育に侵されていない者が衝動によって作り出した「純粋」なアートなのです。













「感想」

実は私は写実的な絵を描いていますが、自分が好きな作品、とりわけ「部屋に飾りたいな~」って思う作品はこういった抽象絵画です。

アウトサイダー・アートの常人では描けない、本人だけの特別な意味をもった暗号めいた謎の絵は観ていて飽きません。

しかしアウトサイダーの作家は作品を世に出す意識すらありません

その意味で彼らはアーティストでは無い、別の存在だと思います。

彼らを世に発表させた人と二者択一で初めて「アート」になります。

これらのアートの最大の功労者は彼らを公的な場で認められるようにプロデュースした人だということも、同時に知ってほしいです。

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