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執筆者の写真アトリエよりみち

バンクシーの落書きに対して、お金に目がくらんだ人達


バンクシーの壁の落書きをはがす作業員



はがされた壁


今月14日、イギリスの電気店の壁に描かれた町のバンクシーの落書きがこの店のオーナーによって壁から引きはがされました。 オーナーがこの壁をオークションに出品するためです。


ローストフト



この落書きがあるイギリスのローストフトという海岸沿いの町にはバンクシーの落書きが10個ありますが、この愚行によって1個が消えました。 地元の人々はこれに対して怒りの声をあげています。 バンクシーに落書きされると不動産価値が3.000万円ほど上がる試算ですが、落書きを壁に描かれた店のオーナーはオークションに出せばもっと儲かると気づいたようです。



「かんそう」 所有者はその壁が自らが作り出した価値でなく、ただの幸運に過ぎないのですから、町の文化財として保護するべきでした。 私欲のためにバンクシーの落書きを「金」にするという事件はいくつも起こっています。 バンクシーはアートと金を巡る資本主義ならではの、このような醜い出来事まで含めて計算したアートなのだと思います。 他人に財産を与えるようなバンクシーのこのようなアートは理解が難しいです。

それも貧困に苦しんでる人ではなく、元々金がある人が更に儲かるという。

鼠小僧の逆バージョンです。

バンクシーはアイロニー(皮肉)がテーマですが、本当に異色のアーティストです。

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